尊敬するヒトの話

私には、尊敬している人がたくさんいる。

その中の一人の話を今日はしたい。

その子は、高校時代からの友人で、20年来の友人である。

いまでも毎年帰省するたびにお互いに子連れで会ったり、会えないときはオンライン飲み会をしているくらいには仲良しだ。

その子は、まず、外見もとても綺麗で可愛らしい。

初めて出会った高校1年生の時も、「あの子可愛いよね!」と同性の女子もみんなが噂するほどだった。(男子は一度は好きになってしまうというような噂もあった。)

そんな友達であるが、中身は知れば知るほど優しくて、思いやりのある子であるから驚きだ。

変に自慢したり、見栄を張ったりもしないし、誰かの悪口で嫌味言い合って盛り上がったり、そんな低レベルなこともしない。

なんの徳を積んでいるのだ?と思うほど、本当に周りがみんな幸せになってしまうような子なのだ。

そんな子であるから、中途半端な仲の周りの人には嫉妬されて苦労している様子でもあった。

しかし、私とはあまりに違いすぎる(別次元すぎる)ので、私はその子に嫉妬というような感情は一切湧いたことがない。

そもそも、私にとてつもなく優しくしてくれるので、感謝こそすれ、嫌な感情は湧いてこない。

なので、彼女にとって近しい人には嫉妬などという感情は抱かせない。

それくらい、すごい人だ。

高校1年生の時から、彼女みたいになりたいなぁ。と、目標にしている人物でもある。

とにかく周りを幸せにする子なのだ。

その子が、去年、かなりの大事件に巻き込まれてしまった。

詳しい内容は差し控えるが、人生が変わってしまうような事件だった。

それに、そのきっかけを作ったのは彼女の夫であり、その子は完全に悪くないのである。

そんな中で彼女のとった行動には驚かされた。

夫を一切責めず、むしろ「〇〇くんが一番辛いだろうし、可愛そうだもんね。。。」と、ずっと支え続けたのだ。

その時の彼女の行動には、本当に心が洗われる思いだった。

私が彼女ならば、当然夫を罵倒する可能性も大いにあるし、罵倒は我慢できたとしても、、、

嫌味の一つや二つや三つ以上は、絶対に言ってしまう自信があるし、当然離婚危機であったはず。

それなのに、彼女ときたら。

変わらず、夫を支え、いい妻である。

私は自分が恥ずかしくなったし、彼女の底しれぬ愛に涙もでた。

彼女のようになりたいと思い続けて20数年経つが、歴然とした差を感じた。

私もまだまだだなぁと思わされたが、まずは、本当に彼女が無事で、笑顔で過ごしてくれていることに感謝をしている。

人の本当の姿は、やはりピンチの時ほど、垣間見えるものであるように思う。

この大事件の中で見た彼女の心の強さと、広くて深い愛にまた一つヒトとしての学びを得た。

そんな尊敬するヒト達のおかげで、私も明日を想いながら、今日を生きている。

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